歯磨きに最適なドッグフード

犬の口内pHは8.5~9.0でアルカリ性とされており、虫歯にはなり難いとされていますが歯石が出来やすいとされています。
歯垢(口内にある細菌の塊)は2、3日で歯石(歯垢が硬化したもの)になってしまいますので、毎日のデンタルケアがとても重要です。
歯ブラシやガーゼでの歯磨き以外にも、ドッグフードには歯磨き効果のある種類がありますので活用して下さい。
歯磨きに最適なドッグフードの特徴としては、粒のサイズ、形状、硬さなどがあります。

粒のサイズ

犬はもともと食べ物を丸のみにするという特徴があります。
どんなサイズでも丸のみするという子を除いては、噛み応えのあるサイズ(体の大きさにあったサイズ)のドッグフードを選んで噛む習慣をつけさせましょう。
複数の粒サイズを混ぜてあげる事で、食感を楽しむ事も出来ます。
噛む事により唾液が分泌される事により細菌の繁殖を抑える効果があり、歯垢が出来にくくなるというメリットがあります。

粒の形状

ドライドッグフードの形状は、ドーナツ状や楕円形、ボール型、四角形、平型など商品によって様々です。
粒の形状によりそれぞれ特徴があり、ボール型や四角形の粒は噛んだ時に歯の根元部分に付いた歯垢を除去する効果があるとされています。
歯垢が溜まりにくくする事により歯石になるのを予防します。

粒の硬さ

ドッグフードは加工方法の違いにより同じドライタイプでも硬さが異なります。
あるていど硬さのあるドッグフードを選ぶ事によりしっかり噛んで食べる必要がありますので、顎を鍛える事にも繋がります。
噛む回数が増えると唾液の分泌量も増えるため、歯垢の付着を予防します。
また噛む事はストレス発散にも繋がるため、免疫力のアップ効果も期待出来ます。

おやつタイプ

歯磨きの補助として活躍するドッグフードには、おやつとして与えるものが多くあります。
硬さのあるガムなどが有名ですが、あまり硬すぎるものを選ぶと歯が欠けてしまう場合があります。
適度な硬さのものを選ぶと共に、愛犬に与える時にはよく観察して下さい。

犬の歯は人と同じく永久歯がなくなると二度と生えてきません。
今ある歯を大切にするためにも、毎日のデンタルケアを欠かさないようにして下さい。
またドッグフードで歯磨き効果をサポートする事もできますので活用してあげて下さい。